2025-06-30

Nと歩む未来

~ 60年の挑戦とこれからの物語 ~

本作品は、広島県尾道市を拠点に舗装・土木工事を中心とした多事業を展開する「株式会社西川組」様のビジョンをもとに描いた一枚です。

同社は60周年を迎え、舗装・土木をはじめ、警備や建築など幅広い分野で地域社会の基盤を支えています。

ヘルメットに包まれる尾道とカンボジアの町

 ヘルメットは舗装工事・土木工事・警備といった現場で共通して使用される大切な従業員を守るための装備。また、西川組のコーポレートカラーであるブルーの丸いヘルメットは地球も連想させるので、海外展開がスタートした同社のメインモチーフに選んでいます。

 ヘルメットの中に尾道とカンボジア、ふたつの拠点を象徴的に描き、地元への愛着とグローバルな視野を同時に表現しています。また、尾道とカンボジアをつないでいるふたつの橋は「きずな橋」と「つばさ橋」。実際にカンボジアに架かる“日本友好橋”で、紙幣の絵柄にもなっています。

 カンボジア支店という新たな挑戦が実るよう、文化や風土の違いを乗り越えた連携の姿をこの中に表現しています。

各事業の表現

 アスファルト舗装、一般土木、交通誘導警備、建築部が設置されている西川組は、自社施工ができる便利な会社という強みがあります。絵の中で各事業をユニークに紹介しています。

舗装工事:西川組の主要な事業である舗装は、ヘルメットのツバで紹介しています。快適な未来の社会をつくる夢のあるイメージとして、また過酷な作業が少しでも和らぐようにミントグリーンでさわやかに描いています。

土木工事:間地ブロックで作り上げた富士山を描くことで、西川組の高い技術力と、日々の積み重ねが大きな仕事につながっていくことを表現している。

建築部門:建設部門が再建をしているのは、土木の神様である築土(つくど)神社。絵の中で事業の安全と発展を見守っています。

三つの経営理念の表現

 三つの経営理念も絵の中でさりげなく表現されています。

一.丁寧な早い対応でお客様に信頼される企業へ

 地域のこどもやお年寄りから受け入れられている様子をえがくことで、「信頼」を表現しています。また風水では象は、「安定」と「信頼」の象徴です。象の首の白いマーガレットの花言葉は「誠実」「信頼」。

一. 専門技術を継承していき地域に信頼される企業へ

 流れるようにつながる桜の花は、人から人へと技術が綿々と継承され、過去から現在、そして未来へと続いていく様子を表現しています。桜の花は日本国の花であり、尾道の市の花。またカンボジアの国花「ロムドゥオル」を加えることでカンボジアにも技術継承されていくことを表現しています。

一. 2つの目線を持ち信頼しあえるワンチーム企業へ

 西川組のロゴは逆さまにすることで視点を変える大切さ(コペルニクス的発想の転換)を表しています。新入社員がくつろいでいる様子から、会社の人間関係が安心できる良好なものであることを表しています。

適材適所で輝く社員

 自らの強みを活かし、またお互いの個性を認め合いながら働く社員のみなさま全てを、絵の中に愛情と敬意を込めて描いています。

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