2025-07-01

ありがとうの木

~人がはばたく地域のハローワーク~

本作品は、広島市横川町を拠点した総合人材サービス会社「株式会社ファーストスタッフ」様のビジョンをもとに描いた一枚です。

ありがとうがあふれる、木と鳥のものがたり

ここに、ふたつの鳥にまつわることわざがあります。
「鳥は木を選べども、木は鳥を選ばず」
「鳥、疲れて枝を選ばず」

社会の中で働き先(=木)を選ぶのは、私たち(=鳥)かもしれません。
でも現実には、「選ばれない」と感じ、自信を失ってしまう人もいます。

ファーストスタッフは、そんな風に心が疲れた人たちにとって、羽を休め、もう一度空へ羽ばたける“居場所”になりたいと願っています。

この絵に描かれた3本の木は、ファーストスタッフの3つの事業を象徴しています。
どんな鳥も受け入れ、休ませ、そして再び飛び立てるように──。
そこには、すべての鳥(人)に居場所を用意し、ともに未来をつくっていこうとするスタッフの想いが根を張っています。

疲れきって枝を選べなかった鳥が、やっとたどりついたあたたかい場所。
そこには自然と「ありがとう」の声が満ちていきます。
そしてその「ありがとう」は、やがてまちにあふれていくのです。

これは、そんな木と鳥たちのものがたり。
広島のまちに根ざしながら、ひとりひとりが自分らしく羽ばたいていけますようにと願いを込めて描きました。

3本の木が表す3つの事業

1.人材サービス事業(オリーブの木)

この大きな木の中央には、常に開かれた赤い扉があります。誰もが迎え入れられる“ウェルカム”の象徴であり、その先には明るい未来へと続く道が広がっています。
扉をくぐった鳥たちは、それぞれの人生の道を歩み出すのです。

枝には、さまざまな個性をもった鳥たちがとまっています。
そのひとつひとつが、誰かの人生。
中でも根元に描かれたドードーは、人の都合で絶滅してしまった存在。
「どんな人も居場所を失わずに、自分らしく生きてほしい」――
そんな願いの象徴です。

木の周りには、スタッフたちが心の扉を開いて寄り添い、ひとりひとりと誠実に向き合う様子が描かれています。
木のてっぺんでは、人生の転機となる感動のシーン。
新しい一歩を踏み出した鳥と、支えてきたスタッフが抱き合い、喜びを分かち合っています。

そして左には、社会へと羽ばたいていく鳥の姿も。
この木は、疲れた羽を休め、再び自分らしく飛び立つ力を取り戻す、あたたかな居場所なのです。

2.ジョブガーデン事業(ユーカリの木)

この木の入口には、虹色の扉が描かれています。
ここを訪れた人に、七色の未来が広がってほしい――そんな願いが込められています。

木の枝には、幼い鳥から大人の鳥まで、それぞれが学びの場であるセミナーに参加し、人生を豊かにするヒントを見つけています。
「Design your future」は、「なりたい自分になる未来をデザインする」というメッセージを表しています。

色とりどりの鳥たちは、一人ひとりの個性。
自分のカラーに気づき、自信を持って羽ばたいてほしいという思いが、パレットのようなロゴと共に描かれています。

ここは、学びによって未来を描き、人と企業をつなぐ「ジョブガーデン」。
広島のまちに根ざした、希望の木です。

3.エリアサービス事業(モミの木)

この木は内職・軽作業・ポスティングの仕事を鳥たちで表現しています。

巣箱は内職、口いっぱいに手紙をくわえたペリカンはポスティング事業を表しています。様々な働き方が、つながりと希望を育んでいます。

広島市のまちの表現

広島で有名な場所や企業の一部をアイコン風に描いて紹介しています。多彩でユニークな企業がたくさんある様子をカラフルなビルで表現しています。

また、ファーストスタッフの社用車が広島のまちを走り回る様子から、広島市に根差した会社のイメージを表現しています。

企業理念の表現

企業理念:私たち、ファーストスタッフは、関わる全ての方と誠実に向き合い、人と人を繋ぐ、総合人材サービス会社になります。

あらゆる人に向き合う姿勢を、多様な鳥に対応している様子で表現しています。3本の木で3つの事業を表し、多様な働き方を提案できることを表現しています。

日日草(ニチニチソウ)

真夏の炎天下でも日々絶えることがなく花を咲かせ続ける丈夫な花です。この花で3つのことを表現しています。

1.日々交わされる「ありがとう」の言葉。

2.日々訪れる大切な新しい出会い

3. 日々成長…高藤代表の大切にしておられるという言葉

その他にもたくさんのモチーフに意味を込めて、楽しくなるような色使いを意識して描きました。

ここに訪れた人がこの絵を見て少しでも元気になってくれますように。

全ての人が自分らしく羽ばたく人生を歩めますように。

関連記事