
- client:ジンジャーダイヤモンド
- 2014年
- F6(410㎜×318㎜)
- http://ginger-diamond.com/
この絵はのし用として依頼されたものですが、ビジョンが含まれますので紹介します。
最高の材料を厳選するために、全国から生姜を取り寄せて試食していたという中尾さん。
高知産など有名な産地もある中で一番風味がよかったのが、なんと地元、服部(はっとり)の生姜だったそうです。
さっそく取引を、と連絡したところ、服部の地域は生姜農家が年々減っていて、たくさんは生産出来ないし、今後もどうなるかわからないとのこと。
ふつうはここで諦めそうなものですが、中尾さんは「どうやったら服部の生姜をもっとアピールできるか」と真剣に考えました。
そこでまず、「はっとり生姜」というブランド名を自ら作って広めていきます。
そして服部の生姜のおいしさは蛇園山に関係するのでは、と今度は蛇園山について調べていきます。
この絵には、服部の農業を応援する愛情がつまっています。