大きな夢の樹の下で
- client:福祉サービスセンター 夢のはじめ
- 2022年
- F40号(100㎝×80.3㎝) 木パネル アクリル画
依頼者は、「福祉サービスセンター 夢の一(はじめ)」の管理者谷川大樹氏。
母体「特定非営利活動法人 夢をつむいで」創業者である父親のビジョンを先に描いてほしいとのことで、二枚の制作となりました。
ヒアリングをお父様(谷川幸也氏)と大樹氏と三名で行うことにより、創業のきっかけやルーツ、軌跡を伺う中で、いままで知りえなかったエピソードを共有する機会にもなり、事業継承のためのたいせつな一コマとなった気がいたしました。
こちらからは絵のコンセプトです。
『 大きな樹の下で、幸せな宝探し 』
~個々の「違い」を受け入れ、認め合い、生かしていく場所~
大きな樹は、「ここをパワースポットのような場所にしたい」という谷川大樹さん(管理者)の言葉のニュアンスと、そのお名前から連想しました。
神道で唱えられているように、樹齢の長い巨木とその山は神が宿る場所として古来から大切にされています。そんなパワースポットの定義は様々ですが、「多種多様な動植物が調和して生きている森」は代表的な要素だと感じました。
多様な人たちがその人らしく活き活きと過ごす場所を作ることで、そのような力を持った場所は作られていくと思い、象徴的に様々な動植物を描き込んでいます。
ここは、辛さや苦しみを抱えた人が、大きな樹の愛に包まれることで、自分の殻をやぶり、「夢(やりたいこと)」という宝箱を楽しみながらみつけることができる、そんな場所です。 見る人が、この大きな樹に守られ、前向きに活きようと思えるような絵に仕上げました。
~
『特定非営利活動法人 夢をつむいで』
障がい児・者,高齢者とその家族,及び子どもや子育て中の家族などに対して、相談支援事業、居宅介護事業、日中一時支援事業等の第二種社会福祉事業などを行い、すべての人が生きがいを持ち、住み慣れた町で、幸せに、安心して暮らせる地域社会の実現に寄与することを目的とする法人です。
~