Multicultural Place
〜月の引力によって世界中の一流が集まる場所〜
- client:香月商事(Parfum de Luneパファム ドゥ ルンヌ)
- 2023年
- F40号(100㎝×80.3㎝) 木パネル アクリル画
- https://parfum-de-lune.com/
広島の街と世界の融合
世界中の「一流」が集まってくるユニークな場所。ここは、月の引力に引き寄せられた
特別な空間、パファム ドゥ ルンヌ。
月に初めて着陸した地球人は、月面から見る地球のあまりの美しさに驚いたという。
香月さん(オーナー)の目に映るのは、月から見た地球のような「色とりどりの世界」。
その美しさを「食」「内装」で表現することで、広島の街にカラフルな世界の融合をもたらす。
料理は文化の象徴でもあり、食を通じて、世界の多様性や価値観にも光を当てる。
医療の現場からスタートした食の道。それは、医学の道、食の道という二本の道が交差する場所
であり、「香月」そのもの。この絵画に表現されているのは、そんな洗練された「医食同源」の世界。
食へのこだわりと世界の「一流」が集まり凝縮した世界は、ここだから体感できる、唯一無二の場所だ。
※オーナーの香月さんは産婦人科の医者でもある。
パファムドゥルンヌを象徴する螺旋状のタワーのこの形には二つの意味が込められている。
食のこだわりが「上昇」していくイメージと、世界の文化を「吸収」するイメージの二つである。タワーを彩っている6色の色は、各店舗のロゴマークから連想した。(パファムドゥルンヌは6種の店舗で構成されている)
タワーの上部には、5枚の皿とスプーンが宙に浮いている。この5枚の皿は、”カフェレストラン クレール”で提供されている各料理の特性を表現している。この色とりどりの皿は多様性を表現し、下からアジア料理、イタリア料理、中華料理、フランス料理、和食となっている。スプーンは実際に店舗で使用されているモノであり、この場所で一堂に各国の料理が味わえることを表している。
皿の頂上に描かれた白いケシの花は平和の象徴である。
食の多様性を通して、多文化共生を示すことがひとつの平和への道へ通じることを表している。
ケシの花の雄しべと雄しべは王冠を象り、多様性を受け入れたモノが手に入れる豊かさと栄光を表現している。
また、街には世界の一流の名所があふれ、その中に”サラダデリ+ジョワ”で提供されるサラダのイメージ、”マーチャンダイズラフィネ”で扱う雑貨のイメージなど、パファムドゥルンヌのエッセンスをちりばめている。